第16章 16
恋をすると綺麗になるという情報は正しかったらしく、いつもは可愛い顔の神楽もとても綺麗な表情をしていた
『まぁ確かに葉はいい奴だと思うし、あたしは応援するよ!』
「朱音!ありがとアル!ふぅ~。何か朱音に話したらスッキリしてお腹すいたネ!すいませーん、注文いいアルか?」
そこからの神楽はすごかった
ご飯モノをほとんど食べた上にケーキを4つも食べていた
でもやっといつもの神楽に戻ったのだ
これほど嬉しいことはない
「本当にありがとうアル、朱音。聞いてもらえて楽になったネ。私、頑張ってみるアル!」
『神楽…。うん、頑張ってね!あたしでよければいつでも協力するからね!』
神楽とは帰り道がカフェから違うため、すぐに別れた
一人での通学路
がばっ
『!?』
突然誰かに口をふさがれた