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第16章 16



朱音side

次の日

12月も半ば、2学期も残りわずかとなった

学校に着くと、いつも飛び付いてくる神楽の姿はなく、変わりに机に突っ伏している神楽がいた

『神楽、おはよう!どうしたの?』

「朱音…朱音~っ!!!」

神楽の顔は寝不足ということを嫌でも分からせるような顔をしていた

『ちょ、ちょっと落ち着いて!何かあった?』

「どうしたんだ?ってすげェ顔だな…大丈夫か?」

心配した葉が来てくれた

その瞬間また机に突っ伏した神楽

「なっ、何でもないネ!昨日眠れなかっただけアル!」

「どーせまた夜中にゲームでもしてたんじゃねェかィ?」

沖田くんが今日も火に油を注ぐような一言を放つ

はぁ…

まーた喧嘩が始まるよ…


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