第2章 ―眼鏡の奥に隠れた真実―
「他には何の本読んでるんじゃ?」
よし仁王ナイスー!そのままカバー破れ!そしてその本の内容をこのマイカメラで証拠を撮ってやる。
「いや、これもその……」
「…………」
あー全然見えない……もう1回出直してくるか……
諦めた私は一旦図書室を後にした。
昼休みの3年の廊下を歩いてる中、周りは友達同士でお喋りを楽しんでいた。
私はというと、顎に手を当て床一点を見つめてだんまりと歩を進めていく。
どうにかして紳士柳生の正体を記事にしたいなぁ。あんな意味ありげな会話されたら誰だって知りたくなっちゃうじゃんか……
「……よし!」
勝負は放課後、皆がテニス部に夢中になってる時がチャンスだ!
~放課後、男子テニス部部室~
「キャー!丸井くーん!」
「仁王君素敵ー!」
フッフッフッ……本来なら部外者の私がテニス部の部室に入るのは法律的に犯罪だけど、私には新聞部部長としての威厳があるからね。これくらいのリスクは承知の上よ。女子達がテニス部に気を取られている隙にいざ部室へ!
さーて、柳生のロッカーは……あ、あった!
私は柳生のロッカーを見つけると躊躇なくその秘密の扉に手をかけた。
お、柳生の鞄発見!中身は……っと、これだ!さっきの図書室で見かけた謎の本。
えーなになに?
期待を胸にページを捲る。
…………。
そこに写っていたもの。それは大量の『動物』の写真集だった。
えーと……うん。
私は静かに本を閉じた。
第2回、紳士柳生は動物好きだった。
つまんねぇええ!