第2章 ―眼鏡の奥に隠れた真実―
うーん……仁王の時は真っ向から行っちゃったから、次はターゲットに見つからないように調査をしてみよう。うん、それがいい。
そして私は柳生がいるであろう図書室へと向かった。
~図書室~
えーっと、柳生は……あ、いた。
室内の隅に、本を何冊も重ねて読んでいる柳生の姿。本人にも見えているのか見えていないのか分からないほどの白く曇った(ように見える)眼鏡をかけている。
本当に読んでるのか?寝てるんじゃ……
あ、ページ捲った。起きてはいる、と。
うーん、これじゃ何読んでるのか分からないな。もっと近付いてみよっと。
私は忍者の如く素早く図書室に入っていき、柳生に気付かれないように柳生の死角になる本棚の隙間へ隠れた。
んー……本にカバーかけてあるし。私物か?なら尚更見たくなってくるじゃんか!
「やーぎゅ、何読んでるんじゃ?」
ん?仁王来た!
「に、仁王君!?」
あ、仁王が現れた途端あの紳士柳生が動揺してる!あの二人って確かダブルス組んでたよね?なんであんな焦ってるんだろう?
まさか、弱味を握られてるとか?ちょ、まじその内容詳しく!来月の特集記事に載せなければ……!
「こっこれは……!」
「ん?……柳生……こんなのが好きなんか?」
「なっ!こんなのとは何ですか!可愛いじゃないですか」
可愛い?一体何見てるんだ?はっ!まさか、水着ギャルの写真集か!?変態紳士か!
つか仁王、私と話してる時は完全にピヨピヨ語だったのに今は普通に喋ってるし。
「ほら見て下さい!物凄く愛嬌のある顔じゃないですか」
「まぁ……な」
くぅ……何の本なのかめっちゃ知りたい!仁王そのカバー外してくれー!