第8章 ―史上最凶の魔王様登場―
てかどうしよう……計画が部長に知られてしまってはどうしようもない。しかもあの幸村に……っ
「観念したらどうかな?」
「うう……」
だが断る!
私は心の中で叫んだ。
「往生際が悪いね君は」
「っ!だって私はただスクープを探してるだけだし!偽りは一切ないよ!」
「でも今俺達は大会を間近に控えてるから皆ピリピリしてるんだ。だからそういう企みは止めてもらえるかな?」
嘘つけ!ピリピリしてるどころかリラックスし過ぎだろ。仁王はわけ分からんし、柳生は動物の写真集で癒されてるし、丸井に至っては女子からお菓子貰って一気食いなんですけど!?
「……まあ、その事に関しては俺からビシッと言っておくよ」
マジだ……顔がマジになってる……。
仁王、柳生、丸井御愁傷様……。
「さて、じゃあ本題に入ろうか。俺達大会を間近に控えてるって言ったよね?」
「うん……」
「これからもっと忙しくなると思う。部員達だけじゃ大変だろ?」
「うん」
「そこで、瀬崎さんにテニス部のマネージャーになってもらいたいんだ」
「うん……は?」
今なんと?
「だから、テニス部のマネージャーになってくれるかい?」
「嫌です」
何となく嫌な予感はしてたけどまさか、天敵のテニス部のマネージャーになれと?そんなの絶対にお断りだ。
「言い方が悪かったかな。マネージャーになるよね?」
「うっ……」
幸村が怖い。ニッコリ笑いながら肯定を求めてくる幸村が怖いです。
「いやー入りたいのは山々なんだけどね?ほら、私新聞部入ってるし」
「それなら大丈夫だよ。俺が新聞部の顧問に話をしておくから」
なんてこったい!それじゃあ勝ち目ないじゃないか!
「俺に勝てるとでも?」
ですよねー
ここで私の人生は幸村に呆気なく 握られてしまった──
結論、テニス部部長、幸村は私の思った通りの人物だった。
これ記事に出来るかな……。