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世界は不完全、だから美しい。

第2章 禁忌


『お願い、お母さんを返して…



一人ぼっちは…寂しいよ』



ぽつりぽつりと言葉を零しながら少女は床に錬成陣を書く




『いま、助けるから…』



そう言い、親指をカリッと咬み血を垂らす


『おねがい!もう一度お母さんと二人で笑い合いたいの!』

少女は手を錬成陣の上に置いた
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