第11章 番外編 〜セントラルのみんなとお花見〜
「わぁ、ロイ見て!!」
が桜の木の下を走り回る
「転ぶなよ?」
ロイがポケットに手を入れながら土手を降りてくる
「ふふ、分かってる。ねぇ、ロイ…みて」
は桜の木を見上げる
つられてロイも見上げる…
「ねぇ…あと何回…2人で桜を見れるのかな…あと…何回…ロイと…」
「…」
「ねぇ、私不安だよ…ロイは最近エドと危ないことしてるでしょ?私…私っ」
泣きだしそうなをロイは優しく抱きしめる
「あと何回と言ったな…死ぬまで、だ…俺はを置いて死んだりなんかしない。」
ロイの優しい声はの耳に優しく溶けてゆく…
桜が風に舞う
ひらひら…ひらひらと…
抱きしめ合う2人を包んで…