第5章 二人きりのクリスマス~いつまでも君を愛してる~※R18
久しぶりの逢瀬で嬉しそうな歌恋。
「本当に今日は楽しかったね!久しぶりに二人で過ごす事が出来て嬉しかったなぁ。」
家康「そういう所本当に変わらないね。まっ、そういう所好きだけど。」
「えっ・・・?」
珍しく素直に気持ちを伝えてきた家康に一瞬驚き、振り向くと…
「んっ…んんんー!」
振り向きざまに唇を奪われ、息継ぎがしたくて家康の胸を自分の拳で叩くも…
家康「なんて?」
「ずるい…」
小さい声で俯きながら家康を上目遣いでみながら口をとがらせて言った。
家康「そんな顔して言っても逆効果。今日は歌恋をとことん甘やかしたい。歌恋を感じたい。」
最初は意地悪な表情で言っていたのが、だんだんと真剣な表情に変わり、まっすぐに歌恋を見つめた。
「家康・・・。」
家康「今日は歌恋の言うただの徳川家康と、恋人の歌恋として過ごす。明日からまた、母親と父親として戻るから、今は昔みたいに歌恋と二人で・・・」
歌恋の肩に両手を置き見つめて思いを伝える。
そして、そのまま頭を下げ目を閉じると・・・
「んっ・・・」
家康の唇が歌恋の唇に触れた。
一瞬互いに目を開けて、見つめ合うと今度は歌恋から家康の頭に手を持っていき、口付けをした。
「んっ・・・?!」
家康がほんの一瞬驚いたような顔をするも、思いに応えるように口付けし合った。