第8章 【聖夜の翡翠princess】最終幕※R18

快楽で、意識が飛びそうになると……



「え、っち……もう、っ、ぁっ」


「ひまり見てると…くっ、…はっ、すぐ限界になる」



下から突き上げながら、膨らみの先端に甘噛みして、蕩けそうな声を家康は出す。眉間に刻まれた皺。食事を終えるまで、姿を現さなかったのに、今は、ずっと刻まれていた。


また元の体勢に戻って……

足を家康の腰にからませると、腕も首元に絡ませる。至近距離でいっぱいキスして、更に家康のモノを締め付け、その度に家康は低く呻き、勝手に律動に合わせ動く私の腰を掴むと、がしっ、がしっと奥に突きつけた。



ぐちゅ、…ギシッギシッ……



「そ、そんな…に、したら…また、きちゃぁぁあっ」



溢れて、溢れて、
ぐちゃぐちゃのナカ。
グリグリと、
搔きまわす家康を追い詰め……



「くっ、…どこに欲しい…？」



絡まり合っていた、
手に指がグッと食い込む。

家康の限界が近い証拠……



「あっ、ぁ、奥に、…いっぱ、…い…」



今にもはち切れそうな、家康のモノ。それを絞り上げ、ヒクヒクと絡みつく。


もう、涙でぐちゃぐちゃ。
でもそんなの気にせずに、
家康のひたいに光る汗を浴び……



（幸せ……）


気づいたら、
私は家康の左目に触れていた。

すると、すぐに手は捕まり……
手首に柔らかい唇が落ちる。

見つめ合う事だけは、忘れずに……



「……くっ、…愛してる」



色んな想いが込み上がって……

涙が止まらない。



「ひまりっ……」



「ああ、っあぁぁぁ、っ！！」



ドクドクと私の最奥に、
溶け出すように注がれた熱い欲望。






私達は本当に溶けたみたいに、
重なって荒い息をして……










「不安。……溶けた？」



家康は、
触れるだけのキスをしてくれる。



「ふふっ。……まだかな？」



だって、
今夜は寝かせて貰えないんでしょ？


二人でシーツに包まりながら……


「でも、おりこうさんに寝てないと。サンタさん来てくれないかな？」


「サンタでも、ひまりの寝顔見せたくない」


ふに、ふにっ。ちょっと拗ねた顔して、頬っぺた引っ張るから。私も負けじとお返し。



「ひやぁい…」


「い、っ…ちょっ！」



深い幸せに包まれた。