第6章 Chapter6
ノクトとイグニスは向かい側の席に乗っていた。
私はプロンプトと向かい側の席に座ってたけども、何処かに行ってしまった。
テネブライで下車をする予定だ。
さっき電車に乗った時に言っていた。
ルーナの故郷
私は立ち上がってノクトとイグニスに言う。
アリス「私電車散歩してくる」
ノクト「わかった」
イグニス「こけないようにな」
アリス「うん」
後方の車両に確か、仮眠室があったはず。
それと喫茶店に寄ろうかな。
しばらく歩いて後方に行くと、プロンプトがいた。
アリス「あれ? プロンプト前の方の車両に行かなかった?」
プロンプト「俺はずっとここにいたよ」
そうなんだ、まあいいや。
お茶を飲むプロンプト。
様子がおかしい。
いつものプロンプトなら、豪快に飲むはずなのにちょこちょこ飲んでるし仕草も違う気がする。
プロンプト「何? じっと見て、俺の顔に何か付いてる?」
カマかけてみようかな。
アリス「プロンプト、あのさそのお茶ゆっくり飲んでるけど何のお茶なの? 熱いのそれ」
熱かっらゆっくり飲むけど、プロンプトの場合熱くても舌が火傷するくらい豪快に飲むはず。
プロンプト「これ? コーヒーだよ、そんなに熱くはないよ」
アリス「ふ〜ん、いつも一気に飲んでるよね?」
プロンプト「そうだっけ?」
おかしい、声もプロンプトで姿もプロンプトなのに。
試しでアーデンと呼んでみようかな。
アリス「あのさ、外すごい景色だねアーデン」
プロンプト「そうだね」
返事した?!
ハッと気がついたアーデンは私の方を向いて言う。
アーデン「バレちゃった」
アーデンの姿に戻る。
アリス「やっぱりアーデンだった、プロンプトの仕草、お茶の飲み方がおかしいと思った」
アーデン「アリスにはばれるんだね、さーてノクティス王子は気がつくかな?」
アリス「どうゆうこと?」
アーデン「俺に変装してるプロンプトは今頃どうなってるんだろうねぇ? それに乗客と時が止まってるの気づかない?」
周りを見ると止まってる。
どうゆう現象?
急に眠くなってきた。
机に伏せって私は睡眠の中に入ってしまった。
目を覚ましたのは、電車が動いたが電車が帝国軍に襲われてからだ目の前にはアーデンがいた。