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イケメン戦国コラボ作品『3人の姫と3人の天邪鬼』

第6章 戦国時代のX'mas ~二人の甘い朝~


翌朝


一つの褥で、抱き合いながら眠る家康と陽菜。
先に目覚めたのは……




「…………ん……朝………か…」




家康だった。


腕の中で眠る愛しい女は、昨日の熱い情事で、まだ起きる気配はない。

暫く陽菜の寝顔を堪能しようと、目線を下げると、陽菜の耳元には、昨夜家康がプレゼントした耳飾りが、陽の光りを浴びてキラキラと輝いている。

それを見て、口元が緩む家康。ふと、枕元に目線を移したとき


「(???…何だ、これ…)」


昨夜、情事のあとに二人は、枕元に今日の着替えを置いて寝たのだが、陽菜の着物の上に、昨夜寝る前にはなかった『何か』が乗っている。

家康は、腕枕をしていない方の手で取ろうとしたとき、僅かに身体が動いてしまい、陽菜が目を覚ます。


「…んぅ~……家康…?」

「……あ、ごめん…。起こしたね……」

「……んぅ~……大丈夫…」


目を擦り、家康の身体にぴたりとひっつく陽菜。
可愛く甘えてくる姿に、家康はのばしていた腕を戻し、陽菜の頭を撫でる。


「ふふ……幸せ……」


ふにゃふにゃした笑顔に、家康もつられて、笑みを溢す。


「ほら。風邪ひく………あ。」


陽菜の肩まで掛布を持ち上げようと、掴んだとき、先ほどの『何か』を取ろうとしたのを思い出し、掛布を離して、枕元に手をのばす。


「家康?」

「昨日、こんなの無かったよね…?」


『何か』を取って、家康はそれを陽菜に見せる。

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