第2章 第二章
週末ー
仕事が溜まってなかなか終わらんかった
やから、時間に遅れてしまった
そっと会場に入って
目を奪われた
すばるさん
やんな?
別人のように見えた
あたしは、目を奪われた
あの歌声とギター
強く
でも、時々色っぽくて
あたしは、ただ目とれてた
LIVEが終わって
すばるさんがあたしの元に来た
すばる「ほんまに来てたんや」
『あ、はい。予定無かったし、LIVE見てみたくて』
すばる「そっか。ほなな」
忙しいそうだった
あたしは、その後帰宅した
頭からすばるさんが離れ無かった
数日後ー
あたしは、もちろんbarに居てた
いつもの席
いつもの飲み物
『はぁー…』
大きなため息が出た
マスター「どないしたん?ため息ついて」
『いや、えっと…うん。なんか…』
マスター「恋?」
『えっ?』
マスター「恋やな。相手は…すばるか?」
『いや、その…』
マスター「ええやん。もう大丈夫やろ?」
『え?』
マスター「元カレ、忘れたやろ?」
『うん…もう何ヶ月もたつしね。でも、まだ恋する気は…』
マスター「恋なんて、したくてするもんちゃうやん。」
『そっか。』
マスター「応援してるで。あ、噂をすれば…」
ドアの方を見ると
すばるさんが居てた
マスター「おう。お疲れさん」
すばる「おん。あ、この前。ありがとうな。」
『い、いえ…凄かったです。あの…こちらこそ、ありがとうございます』
すばる「あー。ええよ。」
マスター「あ、予約の人いてるから、あんちゃんの方、行って」
すばる「えー。もう、今座ったとこやのに。なぁ?」
『あ、そうですよね…』
すばる「あ、どうやった?LIVE」
『えっと…かっこよかったです。』
すばる「ほんま?ええで嘘つかんで」
『いや、嘘じゃなくて…なんか引き込まれました』
すばる「ありがとう。」
そこからしばらく無言の時間があった