第1章 【そらる】俺達の関係
二人で手を繋ぎ、外に出るとまふまふが待っていた
まふまふ「遅いですよー!
まぁ、別にいいですけど!」
そらる「ごめん。でもありがとな」
まふまふ「なんのことですか?
僕は何もしてないですよ」
悪戯っぽく笑うまふまふと訳が分からず俺達を交互に見るを見ていると笑顔がこぼれる
まふまふ「僕も予定が入ったので今日の飲み会は無しということで!
また今度行きましょう!」
『うん!』
そらる「その時は俺の奢りでな」
まふまふ「やった!
じゃあ僕はこれで!」
そらる「うん、気を付けて」
『またね!』
ひらひらと手を振り、別の方向へ歩き出すまふまふ
あ、と早足で戻ってきて俺にこそっと耳打ちする
まふまふ「…泣かせるようなことしたら、僕がさらっちゃいますからね?」
そらる「嬉し泣きしかさせないから、お前が入り込む余地無いよ」
お互いいつもより低めのガチトーンで笑顔が消える。
まふまふ「それならいいです!では!」
いつもより明るく言ってアイツは走っていった