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12色のアイ

第12章 毒をもって毒を制す


大和side

「たくさんシて」発言以来、彼女はずっと俺の上で腰を振っている。
大き過ぎず、かと言って小さ過ぎない形のいい胸が、目の前で揺れるのは相当視界にくる。
白かった肌もピンク色に染まり、時折、彼女の汗が俺の腹の上に落ちてくる。
「くっ…は…さてはおまえさん、騎乗位好きだな……?」
彼女が薄く笑う。
「さ、あね…んあっ、く、あぁっ!」
「は…あっ、く…その、動きいいな…気持ちいい……」
「あっ、で、も…ひぁぁ!」
「でも……?」
俺が聞き返すと彼女は動きを止め、俺の頬を両手で包み込んだ。
濡れた瞳、荒い呼吸を繰り返す唇、滑らかな肌が目の前に来る。
……すっげぇ、いやらしい顔してる……。
俺はゴクリと唾を飲み込んだ。
「や、まとの…私で、感じてる…顔……見ながらできるは…好き」
凛とした声には変わりないが、今は元々の声に甘さがプラスされている。
そんな声で、こんな近くで、こんないやらしい顔されて言われたら………俺だって我慢できねぇよ?
俺の理性はプツンと簡単に切れ、気づくと彼女を抱きしめたまま下から激しく突いていた。
耳元で彼女の感じてる声が聞こえる。
「やまっ、あ、やぁぁ!ふ、も…おなか、いっぱい……!」
「っ……そ、れは、逆効果だってのっ……!」
「ああぁ!?」
止まりたくても止まれない、いや、止まる気はない。
この女が欲しい!そう強く思った。
「百合…俺の、形覚えた……?」
喋るのも辛いのか、彼女はコクコクとうなづいた。
「百合、好きだ…」
「あ…わ、たしも……す…き……」
彼女の口から好きという単語を聞くと、何とも言えない幸せな気持ちになって彼女の中に勢いよく射精した。
「お、なか、あつ…ふぁ、ああぁぁ!」
中がビクビクと痙攣する。
「中出しされてイくとか…淫乱」
「う、るさ、い……」
ずるりと自身を抜くと、中からさっき吐き出した欲の塊がドロリと溢れ出た。
「やま、と…」
「は…は……何?」
「も、一回シよ……?」
「は……?」
「次は、大和の好きな体位でいいから……ね?」
そう言って妖艶に笑う。
いつのまにか力なく萎れていた自身も硬さを取り戻しつつあった。
彼女の唇が近づいて来る。
やっぱり逆らえない……そう深いキスを受け止めながら思った。
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