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12色のアイ

第5章 子犬の衣を借る狼さん


私は陸をソファの上に倒し、陸の上に跨った。
「へへっ」
「……何で笑ってるの」
「百合がこんなにしてくれるなんて嬉しくて」
陸かわ……ゴホン。
陸はこんな満面の笑みを私にくれるのに、陸のは硬く大きくなっててギャップがすごい。
私はショーツを脱ぎ、ゆっくりと陸のを中に挿れていった。
「ふ…あ、ん……うまく、できな」
「く、はぁ…あと、半分くらいかな……」
「ひぅっ……りく、の、おっきい……」
自分から挿れるなんて初めてでうまく出来ない。
いつもみたいに陸のが奥まで来なくて、中が寂しい。
私が頑張って奥に押し込もうとすると、陸が私の腰を掴んできた。
「っ…百合、ごめんっ」
「え……あ、まっ、ひあぁっ!」
陸は我慢の限界だったのか、下から一気に挿れてきた。
さっきまでは奥が満たされなくて寂しかったのに、今は圧迫感で苦しい。
「あ、ひ、ひどい……」
「ごめん…なんか、まどろっこしくて…」
陸が申し訳なさそうな顔をした。
「わ、たしが、全部するって、あ…いったのに……」
私は陸の唇に触れるだけのキスをした。
「……ちゃんと、お詫びさせて……?」
私がそう言うと、陸は顔を真っ赤にして「うん!うん!」とうなづいた。
………実はいつか騎乗位というものをしてみたくて仕方を調べたことがある。
そんなこと口が裂けても言えないけど、今はそれを思い出して陸に気持ちよくなってほしい。
腰をくねらせたり、自分から腰を振ったりしていると、中で陸のが大きくなるのを感じる。
「あ、あんっ、り、くぅ……あぁ、すきっ、かっこいい……!」
「なっ……!」
「あ、ああぁっ、また、おっきく……」
気がつくと、私は夢中で腰を振っていた。
「くっ……百合……あ、きもち、いいよ…」
陸にそんな艶っぽい声で呼ばれると、私の名前でさえも官能的に頭に響いてくる。
もっと、呼んでほしい。
「あ、あ、りく、もっと名前、呼んで…?」
「はぁ、もっとかっこいいって、言ってくれたらいいよ……」
「ひぁっ!あ、ず、るい……」
本当に陸はずるい。こんなときばっかりかっこよくなるんだから。
理性なんかはとうの昔に飛んで、私は大声で叫ぶように言葉を発した。
「りくっ、りくっ、かっこいい……すごいかっこいいよぉ」
「もっと……!」
「りく、かっこいい、だいすきっ……!」
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