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12色のアイ

第30章 リベンジ!愛のご奉仕


「ひ、は、はっ……」
犬みたいに口を開けて舌を出しながらじゃないと、うまく呼吸ができない。
たくさん舐められて、たくさんイかされた。
舐められるの、気持ち良すぎるから苦手だったのに、ひどい。
もっと苦手になった。
もうずっと身体が震えて、下半身の感覚なんかない。
『少し休憩させて』
そう言おうとしたとき、頭が真っ白になった。
「キツ……、はは、挿れただけでイったな」
挿れた?イった?うまく理解できない。
下半身に視線を向けると、三月のがずっぽりと埋まっていた。
それを見てしまうともうダメだった。
いつもより大きい気がして、血管まで分かってしまいそうだった。
しかも、たくさん焦らされたせいか、中がきゅうきゅうと三月のに媚びているのが分かる。
「ゃ、ゃあ……!」
こんな、恥ずかしい。
「何が嫌なんだ?こんなに吸い付いてるのに」
それが恥ずかしいんだ。
そう思っても、口から漏れるのは甘ったるい母音ばかり。
痺れを切らしたのか、三月がゆっくりと大きく腰を動かす。
Gスポットもポルチオも刺激されて、じわじわと快楽が身体に溜まっていく。
「あ、あ、あっ、んぁ、きもひぃ……!」
「俺も、気持ちいよ……かわいいな」
可愛いと言われて、キュゥゥ、と中が締まる。
こんなにゆっくり動かれたことなかったから、変に三月のを意識してしまう。
奥をゆっくりこちゅ、こちゅと押される。
まるで、ノックしてるみたいな、開けてって言ってるみたいな…。
そう分かってしまって、身体に溜まっていた快楽が弾けた。
「〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!!」
「うわっ……いきなり締めるなよ……」
「らって、らって、みちゅきが、ひんっ、あけてって、ぁ、するからぁ……!」
「……あー、ばれた?」
三月が不敵に笑いながら、前髪をかきあげる。
「でもほら、お前は優しいから開けてくれたよ」
さっきよりも少し力強く腰が押しつけられる。
その拍子に、ちゅぷ、と亀頭が入り込んでしまった。
「みちゅ、あ、これや、きもちっ、あ、ああぁぁ゙ぁ゙!!」
もうずっと、ずっと気持ちいいのから帰ってこられない。
気持ち良すぎて怖い。
それなのに、その快楽を与えている目の前の男に縋るしかなかった。
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