第28章 君の音に染められて
~ピロートーク~
「ねぇ、何もこんな時までお仕事しなくてもよくない?」
「いや、今書かないと忘れちゃう……!」
「セックスの後の恋人はいちゃいちゃしながらベットでお話するものだよ?」
「うっ……」
「ねぇ……、僕の隣に帰っておいで、百合」
「あっ、う、い……」
「い?」
「い、きたいのはやまやまなんだけど、あの子たちにいい曲あげるって言ったから……!ごめん……!」
「だめ。今すぐパソコンから離れて」
「あ、あー!見ちゃダメ!」
「今すぐ僕といちゃいちゃしないと返さない……って、だめだめだめ!なんなんだこの曲は!?」
「何よ!文句でもあるの!?」
「文句なんかあるわけない!さすが僕の彼女!いい曲だけどだめだ!」
「なんでよ!」
「えっちすぎる!!」
「何言ってんだこいつ」