第24章 最愛をアナタに
〜ピロートーク〜
「………ん、んん…な、ぎ……ん?ナギ?え、うそ、居ない、なんで、どこに、ぁ…動けない……なぎ……」
「グッドモーニング百合!!!!」
「ひょぁぁぁ!?」
「もう起きていたのですね。ソーリー。寂しかったでしょう」
「う、ん…うんっ…」
「あぁ、泣かないでください。今の私ではその涙を拭う事ができないんです」
「ふぇ…なんれ……」
「……これを、どうぞ」
「………バラの花束…綺麗」
「赤いバラが11本 あります」
「なんで11本?」
「アナタはワタシの『最愛』という意味を込めていますから」
「さ、最愛…」
「喜んでいただけて嬉しいです」
「うんっ。ありがとう、ナギ」
「ノープログレム。美しいアナタには美しい花が似合いますから」
「えへへ。……今度、お返しするね」
「それは楽しみですね」
「…4本の赤いバラの花束とかどう?」
「!そ、それは…」
「ナギのこと、大好きだし、『死ぬまで気持ちは変わらない』って誓えるよ。あ、でも死んでも変わらないからやっぱやめようかな」
「いえっ!ください!欲しいです!!」
「ふふっ。分かった。あげるね」
「はいっ!!」