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12色のアイ

第24章 最愛をアナタに


どろりと溶けた目が合った。
心から嬉しいと思っていることが目から伝わる。
ナギが私が子どもを産むと言ったことに喜んでくれて、私との子どもを欲しがっていて、今、まさに、私は、ナギに
「ぅ、あ ————!!」
孕まされようと、している。
そう分かっただけで、何もされていないのにいとも簡単に達してしまう浅ましい身体。
恥ずかしくて泣きそうだ。
「ぁ、く…ふふ、アナタも欲しいんですね。子ども」
「あ、ふ、くぅっ…!」
「たくさん注いであげますから、ちゃんと孕みましょうね」
小さな子どもに話しかけるような優しい声。
なのにどこかドロドロしていて、ナギが今までに無い程興奮していることが伝わってきた。
ナギのが子宮口から離れる。
あぁ、またたくさん突いてもらえる。
キスして、抉って、捏ねて、お漏らししたみたいにびしょびしょにされるんだ。
怖いと言っておきながらあの快楽を期待している私がいる。
「ん、ふぇ…?なんれ、ど、して…」
どうして、突いてくれないの?
一向にナギの腰が動く気配が無い。
「どうして?だって、気持ちいいの、怖いんでしょう?」
「あ……」
言った。確かに言った。
事実だもん。怖い。でも…
「ひ、ぁ…や、ほし…ここ、さみしい…」
ナギの手ですりすりとお腹をさする。
痛いくらい突いて、ぽこりとお腹が膨れるくらい注いで欲しい。
「こわ、く、ない…すき、すきらから、ほしいの…!きもちいの、すきっ、ね、なぎ、おねがいっ…!」
「…いい子ですね」
次の瞬間、目が眩むほどの快楽が私を襲った。
ガツガツと普段のナギからは考えられないほど乱暴に腰を振られ、あまりの刺激に意識が何度も飛びそうになる。
意識が飛びかけると噛まれて戻される。
そして孕ませるためのセックスに狂わされ、また意識が飛びかける。
その繰り返し。
気持ちよくて、苦しくて、幸せで、痛くて。
もう可愛い声なんて出なくて、枯れて濁点のついた喘ぎ声しか出ない。
なのに、そんな声を聞いてナギはうっとりとする。
「は、はっ、出し、ますよ…くぁっ…!」
熱い精子が放たれる。
ナギが私のためだけにくれたもの。嬉しい。
まだ全然膨れていないお腹を撫でる。
まだ見ぬ愛しい子。早くおいで。
「はぁ…そんな顔をしないでください。もっと酷くしてしまいそうだ…」
「い、よ…ほし、もっと、ほしい…!きもちいの、すき、ひどいのも、すきらから…!」
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