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12色のアイ

第3章 貴方の印を


「ん、ん、あむ、ふっ……楽さ、ん」
「ん、百合…」
楽さんは私の服に手をのばし、1枚ずつ剥き始めた。
ドキドキとうるさいくらい心臓が高鳴り、苦しかった。
「百合…なんかさらに綺麗になった?」
下着だけになった私の身体を楽さんがまさぐる。
「すげぇそそる……」
「あ…きゃぁっ!」
パチン、という音と共に胸がさらけ出された。
抱かれたい男No.1のせいか、いつも手馴れているように感じてしまう。
「ここ、どうして欲しい?」
楽さんが私の胸を触りながら言う。
「へ……?」
「揉んで欲しい?舐めて欲しい?摘んで欲しい?噛んで欲しい?」
不敵な笑みを浮かべた楽さんが胸に顔を近づける。
「ほら、言ってみろよ……」
「ぜ、全部、して欲しいです…」
「ふっ…了解」
「あ、ひやぁっ!あ、あぁ!」
楽さんの手が、指が、舌が、全部が熱くて、優しくて気持ちいい。
どうしよう……久し振りすぎて……もう…!
「あ、楽さっ、あ、あんっ、ーーっ!」
「ん、おい。もうイッちまったのかよ」
「はぁ、はぁ、楽さん…焦らさないで」
もっと、楽さんを感じたい。
「ここに、欲しいです……」
私は気がつくと自分からショーツを脱ぎ脚を開いていた。
「っ…エロすぎだろ……たまんねぇ……」
「もう、我慢したくないの。ちょうだい?」
「俺だって我慢したくない…でも、久し振りだから慣らさねぇと……」
「そ、の…大丈夫なんです……」
「え?」
本当は言いたくなかったけれど、ここまできたら言ってしまうしかない。
「て、天さんと龍之介さんからお電話があって、楽さんが私との時間を作るためにお仕事を頑張っているから労ってあげて、と言われたんです……」
「チッ。あいつら……」
「それで、もしかしたらするのかなって思ったので、その…ひ、久し振りでも大丈夫なように、慣らして、おきました……」
うぅ……楽さんの顔が見れない………。
絶対にはしたないって思われてる……。
「百合」
「は…い…」
「煽ったお前が悪いんだからな」
「え…ちょ、ああぁ!」
「やば……気持ちいい……」
楽さんは、私の腰を掴んだと思うと勢いよく中に挿れてきた。
「あ、あんっ、ひゃ、い、つもより、おっきい……」
いくら慣らしたとはいえ楽さんのは大きくて苦しい。
「不服だが、天と龍に礼言わないとな」
楽さんは、汗をかきながら色っぽく微笑んだ。
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