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12色のアイ

第22章 一生に一度の大切な日


〜ピロートーク〜

「……おい、大丈夫か?」
「は…らいじょーぶ、じゃ、ないかも……」
「…だよな。悪い。ほら、今度こそ水飲めよ」
「ん…んく…ありがと…」
「身体は軽く拭いておいた。風呂は一眠りしてから入ろう」
「うん…」
「ん、おいで」
「……んー、あったかい。きもちい…すき」
「はは、抱きしめられながら寝るの好きだよな」
「うん、すき」
「……思いっきり抱きしめてもいいか?」
「いいよ」
「じゃあ遠慮なく……」
「うーー、あはは、苦しい」
「少し緩めるか?」
「ううん。このままで」
「分かった」
「………………」
「………………」
「……眠たいなぁ」
「……寝るか」
「うん。……あのね」
「ん?」
「起きたらお風呂じゃなくて、もう一回抱いて。覚えててね…」
「っ!?は!?おい、何言って…」
「……………」
「寝やがった……」
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