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12色のアイ

第18章 ばかになっても愛してあげる


千side

ガタガタと震える百合ちゃんを見下ろす。
申し訳ないなとは思う。
好きでもない男に身体を弄られるなんて耐え難い苦痛だろう。
だから、
「大丈夫。酷いことはしないよ」
生まれたての赤ちゃんのように、丁寧に、丁寧に、ありったけの愛情を込めて君に触れる事を誓うよ。
彼女の両頬に手を添える。
ピクリ、という跳ねる感触に媚薬が効いている事を改めて認識する。
そのまま顔を近づけて、触れるだけのキスをする。
ああ、なんて柔らかいんだろう。
もっと、もっと、と貪欲になってしまう。
ちゅ、ちゅ…と啄むようなキスを重ね、少しずつ長くしていく。
「…ん……ふ……」
時折漏れる彼女の声に理性が削られていく。
長めのキスを何回かすると、苦しくなったのか固く閉ざされていた口が少し開く。
待ってましたと言わんばかりにその口に食らいつき、舌を差し込む。
逃げ惑う彼女の舌を捕まえ、口の中を弄ぶ。
「んっ、ぁ、ん、ん、んく…」
さっきよりも大きくなった声と唾液の混ざる音に欲情する。
そのまま小さくて甘い唇と舌を味わい、口を離した時には大変な事になっていた。
彼女の目は涙で潤み、頬は紅潮し、口はだらしなく開き飲みきれなかった唾液が溢れていた。
ゴクリ。無意識に唾を飲み込んだ。
「ちょ、ちょっとーー!ユキばっかずるい!」
「あ、忘れてた」
「ダーリンひどい!!」
ほんと忘れてた。ごめん。まぁ、この子のせいだけど。
「いいもん!オレはこっちを楽しむから!」
モモの手が彼女のズボンにかかり、そのまま勢いよく脱がした。
「きゃぁっ!」
彼女の抵抗も虚しくモモの手が下着に伸び、ソコからクチュリと音がした。
「よしよし、いい子。でも、もっと濡らそうねー」
「ぁ、や、百、さ…ああぁ!」
ぐちゅぐちゅ。愛液のいやらしい音。
モモもかなり興奮してるようで指の動きに容赦が無い。
「んぁ、あ、やぁ…!ぁん、あ、ああ!!」
「あーー、かわいい。ほんとにかわいい。あは、もう下着の意味ないね…」
べちゃべちゃになった下着をずらりと脱がして、指を差し込む。
悲鳴の様な喘ぎ声が大きくなる。
モモの指がそんなに気持ちいいのか…。
少しむっとするから、その口を深いキスで塞ぐことにした。
モモから声が聞こえないだの言われたが、知らん振りした。
そのまま上も下も可愛がっていると、ビクビクと一際大きく彼女の身体が痙攣した。
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