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12色のアイ

第16章 手取り足取り


「……………え?」
状況が、理解できない。
私は今、何を言われた?
「オナニーも一緒にシてみてよ。見たい」
う、そでしょ……。
美しい千さんの口からそんな単語が出てくるなんて思いもよらなかった。
でも、それよりも…お、おな……自慰なんてできない…。
「で、できません……」
「どうして?恥ずかしいから?」
千さんの問いに無言で頷く。
すると、千さんはいつもの大人びた表情とは違う、目尻を下げて少し寂しそうな悲しそうな顔をした。
「僕が見たいの……だめ?」
「……っ……!」
ずるい……そんな可愛い顔でおねだりなんて……私が断れないの知っててやってくるんだから……。
私は返事をする代わりに、また千さんのを愛撫し始めた。
……ちゃんと秘部を弄りながら。
「ん、んん…んふ、あ、んっ……」
「ふふ……いい眺め……」
口の中で千さんのが大きくなる。
興奮してくれてる……嬉しい……。
「ねぇ、どんな気分……?」
ため息混じりの千さんの声が聞こえる。
「普段、君の選んだ衣装を纏う僕の身体に触れるのって……こうやって僕と体を重ねた次の日に僕の服を選ぶのって……」
どんな気分?とまた聞いてくる。
そんなの……
「…興奮する……」
「……いいね……僕も興奮してきたよ……」
2人の息遣いと共に、色々な液体のいやらしい音が響く。
最初は恥ずかしかったけど、今ではもう訳がわからないくらい気持ちいい。
「あー…そろそろイきそっ……」
「んんん、んむ…わらひも…」
「口に、出すよっ……!」
顔を鷲掴みにされ、深く咥えさせられる。
その状態のまま勢い良く千さんの精が放たれ、私も達してしまった。
千さんの多くて…すごい濃い……。
匂いも味も好きじゃないけど、彼が私に興奮してくれた証拠だと思うと愛しく思える。
むせながらなんとか飲み込み、口を離す。
息を荒くしながら放心状態でいると、ぐるりと視界が回った。
「よく頑張ったね……ご褒美に、今度は僕がたくさん愛してあげるよ…」
千さんが愛液の纏わり付いた私の指を舐める。
千さんの目はギラギラと男の目をしている。
どうやら今夜は寝られそうにないらしい。
私は観念して、千さんの背中に手を回した。
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