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12色のアイ

第2章 誘惑大作戦


寝室に連れられると、すぐにベッドに押し倒された。
「嫌だったり、痛かったりしたら言って」
そう言うと私の返事も聞かず、キスをしてきた。
いつものキスとは違う、貪るようなキス。
息ができなくて苦しいけど、すごく気持ちいい。
「りゅう、好き」
「俺も」
龍の手が私の背中に回る。
パチンと音がしたかと思うと、胸の締め付けがなくなった。
「この下着、よく似合ってる……。脱がすの勿体無いけど汚れるといけないから」
慣れた手つきでブラジャーを脱がされて、私の胸が露わになる。
「ま、待って、電気消したい」
さすがに明るいところで見られるのは恥ずかしいと思いそうお願いすると「だめ」と即答で返ってきた。
「百合ちゃんの身体は全部見たいし、知りたい。電気消すなんて勿体無いよ」
「龍のいじわ、ひぁっ!」
意地悪、そう言おうとしたら龍の熱い手が胸に触れて思わず声が出た。
「気持ちいい?」
「あ、あ…わかんな、い」
「これは?」
龍が突起を口に含んだ。
その瞬間身体に電流が走ったような感覚が私を襲い、大きな声が出た。
「ん!りゅう……きもちい、もっと…」
「ふふっ。分かった」
龍は左の胸を揉み、右の胸を舐めた。
「ん…はぁ……気持ちいいんだね。脚、もぞもぞしてる」
胸を触られているだけなのに身体の奥が熱くなっていくのが分かる。
私の身体なのに、私の身体じゃないみたいで怖い。
龍の熱い手が私の身体に触れるたび、奥がとろけていく。
初めての感覚…怖いけど、気持ちいい。
そんなことを考えていると、龍の手がスルスルと下に下がって私の秘部にショーツ越しに触れた。
ビクンッ、と身体が跳ねる。
「少し濡れてる……よかった、ちゃんと感じてくれて」
龍が安心したような柔らかい笑みを浮かべる。
「じゃあ、脱がすよ」
龍の大きな手が器用にショーツの紐を解く。
「ココ……見ていい?」
「も、いちいち聞かなくていい……龍の、好きにして……」
まさかそんなことを聞かれると思っていなくて、赤くなった顔を腕で急いで隠した。
龍は返事を聞くと私の腰を上げ、両脚を大きく開かせた。
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