第14章 いざ!出陣! 【14】
堀川君はそっとブランケットを掛けてくれた
薬研「おーい。大将こっちにきてないか?」
燭台切「あっ。薬研君達、おはよう」
子供組「おはよう!おはようございます」
歌仙「主なら、ここで寝てるよ」
歌仙さんが指差す所に小さい子達が集まると
厚「大将は何処でも寝るんだな?」
燭台切「薬研君ごめん…」
薬研「あぁ大将、手入れして疲れて寝たんだろ?」
燭台切「そうなんだ。それがね…」
光忠と堀川君、歌仙さんは自分達が手入れされた経緯を小さい子達に話した
乱「あははっ!燭台切格好悪~い!」
『う……ん……』
厚「乱!大将が起きる!」
乱「はっ!ごめん…」
『…Zzz…』
皆「(ホッ…)」
そうして皆は小さい声でコソコソと話し出す
歌仙「僕達はまだご飯の準備があるから君達に主を任せてもいいかい?」
子供組「了解」
そうして三人は台所へ戻って行った
子供組「…………………………」
蛍丸「ねぇ、主どうする?」
平野「さっきの話聞くと主様、皆を自力で手入れしそうですね…」
厚「全員私が治すー!って駄々こねるんじゃねぇか?」
秋田「それ言いそうですね…」
薬研「とりあえず、皆、起きて来たら話する」
前田「そうですね…皆さんに協力して貰うしかないですね…」
『う…ん……ぁ…皆おはよ~』
厚「げっ!起きた!」
『ぅん?起きるとダメだったの………?』
小夜「主、僕が添い寝してあげるからもう少し寝よう?」
乱「ズルイ!僕も一緒に寝る!」
蛍丸「俺も!」
今剣「僕も一緒に寝ますよー!」
すると小さい子達がブランケットの引っ張り合いを始めた
『(ぉお!またバトルが始まった!可愛い過ぎる!見てたいけど止めなきゃね?)皆?喧嘩はやめようね?私、もう起きたから、しっかり目が覚めたから大丈夫だよ?ごめんね?ありがとね?』
子供組「あっ!」
それを見ていた厚は、あちゃ~。と項垂れ、薬研君は額に手をあて、はぁ~、と溜め息をついていた
『ん?』
小夜「あっ。主、梨狩りに行こう?」
『梨狩り!?梨の木があるの!?』
小夜「うん、リンゴもある」
『リンゴも!?ぉお!梨がいい!行こう!』
小夜「うん」
子供組「(ナイス小夜!)」