第13章 いざ!出陣! 【13】
薬研「んで?また何に怯えてんだ?」
『三日月さん達のキズが治った理由がわかったかもって話でね、小夜君が僕にやってみて?って言ってくれたんだけど、やって治らなかったらとか、かえってキズがひどくなったらコワイって話してたの。』
薬研「大丈夫だ!治らなくてもキズがこれ以上ひどくなる事はない。」
『本当に?』
薬研「あぁ」
『じゃあ、やってみよっか?』
小夜「待って、手入れされて広間に戻ったら鶴丸騒ぎそう」
『そっか…じゃあ、どうしよう!?』
小夜「お風呂」
『そっか!その手があったね!小夜君頭良い!んじゃ私と小さい子達だけでお風呂行こう!』
薬研「大将、広間、地獄絵図みたいになってるぞ。半殺しじゃなくてほぼ全滅に近い」
『凄いね!んじゃ私が残りのトドメをさしてこよう』
そうして私はウキウキと広間に向かうと後から薬研君と小夜君もついてきてくれた
薬研『大将、あいつらにイタズラ仕掛ける気分なんだろうな」
小夜「うん、主イキイキしてる」
『とりあえず長谷部さん辺りに言っておこう。長谷部さーん!』
長谷部「主?どうしました?一緒に飲みますか?」
『いらな~い。もう、疲れたからお開きにしたいんだけど…』
長谷部「そうですね、いったん〆ますか?」
『うん、お願い』
長谷部「主命とあらば!」
『えっ!?私、主命なんて言ってないよ!?』
長谷部「良いんです!これは俺の性分なんです、主が俺を頼ってくれるのが嬉しいんです!」
『そうなんだ…それなら良いけど…じゃあ〆よう!』
長谷部「はい!」
長谷部さんは立ち上がると少しふらついていた
『おっと!長谷部さん大丈夫?結構飲んだね?』
長谷部「はい、すみません…とても楽しく酒が飲めたのでいつもより飲んでしまいましたね。では〆ますか」
『うん!』
長谷部「おい!お前ら!この辺で一旦お開きにするぞ!」
次郎「え~まだ飲み足りない!」
他にもウンウンと頷いているのもいる
『まだ飲み足りない人は飲んでて良いよ?潰れてる人もいるから、とりあえずって事で!今日は歓迎会してくれてありがとうございました!この後は皆好きにして下さいませ!では解散!』
長谷部「主、では一緒に飲みますか?」
『飲まないよ。これからお風呂』