第12章 いざ!出陣! 【12】
私は巴さんと席につくと、お酌をしてあげた。そしてジィ~っと見ていると
『ほぉ~ホントに綺麗だね!この飲み姿見ながら10杯はいけるね!』
巴「なら、主も飲むか?」
『違うよ!お酒じゃなくてご飯10杯!』
御手杵「ご飯!?酒じゃねーのかよ!」
同田貫「あははははっ!あんたやっぱ変わってんな!」
『何で!?普通だよ!ご飯のおかずなんて人それぞれでしょ!?』
獅子王「主ー!そんなに飯が良いならお稲荷食わせてやるからこっち来いよー!」
『わーい!やったぁ!獅子王君大好き!』
同田貫「獅子王の奴、主を稲荷でつりやがった…」
巴「色気より食い気…」
御手杵「主に酌してもらえなかった…同田貫!お前のせいだぞ!」
同田貫「俺か!?」
『獅子王君!』
イェーイ!と獅子王君とハイタッチそれから獅子王君に稲荷を食べさせて貰うと
『グハッ!やっぱりここの料理美味しい!食べ過ぎて太りそう…』
獅子王「主はもっと太れ!何でそんなにガリガリなんだ!?………あっ!そうか…ごめんな?」
獅子王君は、私が門の前で1週間過ごした事を謝っていた
『大丈夫だよ!獅子王君だって私が来たのイヤだったでしょ?それに美味しい玄米茶があったし!倒れて迷惑かけたのに助けてくれたし!ありがとね!はい、どうぞ』
とお酌をしてあげた。
鶯丸「主は玄米茶が好きなのかい?」
『お茶なら何でもいけるクチ!』
大般若「酒みたいに言うね」
『何で?お茶、美味しいよ?体に良いんだよ?多分…でも!今日は飲んでね?はいどうぞ?』
鶯丸・大般若「ありがとう」
膝丸「主、俺にもくれないか?」
『お宝丸さん!』
膝丸「あんたは兄者か!?俺は膝丸だ!」
『ごめんなさい!重宝が強烈に頭に残ってて…兄者って?』
膝丸「俺には髭切って言う兄がいるここにはいないがな」
『何処にいるの?』
膝丸「わからない。いつか、あんたが連れてきそうな気がするな」
『おぉ、私の役目なんだ…責任重大?』
膝丸「兄者がいなくても心配は要らないからな?一応願掛けに主の酒を貰うか!」
『うん!そうだね!兄者に会えますように!』
そう言ってお酌をしてあげた
膝丸「ありがとう(主が言うと本当に兄者がひょっこり出てきそうな気がするな)」