第10章 いざ！出陣！ 【10】

私は隣の輪に近付くと声をかけた


『あの、お邪魔しても良いですか？』


鯰尾「主！どうぞ！あっ！俺、鯰尾藤四郎って言います！」


鯰尾君は私が座る場所を作りながら自己紹介してくれた
私はその場所に座ると他の人達の自己紹介が始まった


「俺、骨喰藤四郎よろしく」


『（ぬぁっ！また出た！藤四郎君！鯰尾君も藤四郎君…でも皆、それぞれ違うから大丈夫！きっと大丈夫！頑張れ私！）はいっ！よろしくお願いします！』


「主殿～！わたくしめは鳴狐とそのお供の狐にございますぅ！」


『鳴狐さんとお供の狐さん？』


鳴狐「よろしく」


お供の狐「はいっ！鳴狐共々よろしくお願い致しますよぅ！」


『はいっ！こちらこそよろしくお願い致しますよぅ！あははっ！』


鳴狐「ふっ」


鯰尾・骨喰「！？（鳴狐が笑った…！）」


「鳴狐って笑うんだな！おっと！俺は愛染国俊！この愛染明王格好いいだろー？
俺、蛍丸。よろしくね」


『愛染君と蛍丸君ですね！よろしくお願いします！』


「あるじさまー！こっちも来てくださーい！」


私を呼ぶ声の方を見ると小さな天狗？のような男の子がピョンピョン跳ねながら手招きしていた