第10章 いざ!出陣! 【10】
長谷部さんのほっぺには、私の手形がくっきりとついていた
『長谷部さん!ごめんなさい!ごめんなさい!大丈夫ですか!?(ビックリしてひっぱたいてしまいました…)』
私は長谷部さんのほっぺをそっと撫でた
小狐丸「ぬしさま、長谷部の返り討ちに成功しましたね?」
薬研「ナイス!ビンタだったぜ!」
『えっ?あっ!はいっ!……あっ………』
長谷部「主~!」
皆「あはははは!!」
『あの、薬研君、私、他の人達のとこ挨拶に行ってきても良いですか?』
薬研「あぁ、一人で大丈夫か?」
『はいっ!挑戦してみます!…ヤバくなったら呼びます…』
薬研「わかった、ここで見てるから安心して行ってこい」
私は、はいっ!と薬研君に返事を返してからぐるりと回りを見回すと皆、それぞれ仲の良い人達と話しているようだった
『(うっ、どうしよう………あっ!さっき乱ちゃんが居た所、小さい子達多いからそこからにしよっと!)』
こうして私はチーム粟田口へ向かった