第24章 いざ!出陣!【24】
『一期さぁ~ん…うぅ』
一期「主?」
一期さんは、いたた…。と言いながらも私の背に片手を添えて空いてる手で肘をつき体を起こした
すると私の体はズルズルと一期さんのお腹の上を滑り落ちる。
このままでは私の腕も一期さんの首もしんどいので一度腕をほどき一期さんの足の間に落ちると、また一期さんの両脇から手を突っ込み抱き付いた
薬研「はははっ!大将、いち兄の手入れは終ったか?」
『はっ!忘れてた!一期さん治れー!』
一期「主!?私はどこもケガはしてませんよ?」
『治れ治れ治れ!痛いの痛いの飛んで行けー!』
一期さんから桜の花びらが降り始めた
一期「主…薬研?これはいったいどういう事か説明してくれるね?」
薬研「あぁ、いち兄驚かせてすまない、とりあえず先に大将を落ち着かせるか」
すると薬研君は、大将、いち兄のケガ治ったぜ?見てみろ。と言いながら私の頭を撫でた
それを聞いた私は体を少し離し一期さんを見上げた
『一期さぁ~ん…』
一期「主?手入れ、ありがとうございます。しかしいったいどうされたのですか?」
一期さんは私を軽く持ち上げると胡座をかき、薬研君がいる方へ私の体を向けて横抱きにした
『一期さん…一期さん昨日ケガしたって聞いたから…』
一期「ケガですか?」
薬研「いち兄、昨日の演練の事だ」
『一撃だったって…』
私は体を捩り一期さんの方へ体を少し向けてまた抱きつき胸に耳をあてるとトクトクと心地良い音が聞こえた
一期「そうでしたか、それは恥ずかしい」
『なんで!?っ!!痛い!』
一期「っ!!」
私は頭を押さえた。一期さんは顎を押さえている
なんで!?と言った時、勢い良く上げた頭が一期さんの顎に頭突きしたのだ
薬研「ぷっ!あははっ!大将も一撃で、いち兄倒せそうだな?」
鶴丸「一期大丈夫か?良い音したぞ?舌噛んで無いか?」
『ぅわあ!一期さんごめんなさい!』
一期さんを見ると顎を擦っていた
その手に私の手を重ね、痛いの痛いの飛んで行けー!と手入れした
一期「私は大丈夫です主…ありがとうございます。主も痛かったでしょう、たんこぶにならなければ良いのですが」
『たんこぶなんて押せば引っ込んで治るでしょ?』
御手杵「そんなんで治るのか!?』