第9章 いざ!出陣! 【9】
長谷部「主?ここが大広間です。心の準備はよろしいですか?」
『よ、よろしくないです…(ぅわぁ~なんか中から大勢いる声が聞こえる…)うぅぅ…やっぱり怖くなってきました…(逃げたい!)』
小狐丸さんの手をキュッと握り俯く…
小狐丸「ぬしさま?」
薬研「大将!大丈夫だ!燭台切が言ってただろ?人懐っこい奴らばかりだって。そんな不安もすぐに吹き飛ぶぜ!」
『…はぃ…(隙をついて逃げよう!)』
薬研「よしっ!じゃあ俺っちは先に皆に声かけてくるから後から入って来いよ?ぁあ!そうだ!長谷部、小狐丸、大将が逃げないように、ちゃんと連れてきてくれよ?今朝逃げようとしたからな!」
『薬研君!?そんな余計な事言わなくても!(バレてる…)』
薬研「じゃあ逃げるなよ?全部返り討ちにするんだろ?」
そう言って薬研君は私の頭を一撫でして中へ入って行った
『それはっ!…間違えたって言ったのにぃ~…あぁ…逃げられなくなりました………あっ!……』
長谷部「主?逃げようとしてたんですね?」
長谷部さんも反対の空いてる手を握って来た
小狐丸「ぬしさま?全部返り討ちにしてやりましょう。」
長谷部「俺も手伝いますよ?」
『もう、その話はいいじゃないですかぁ~!ゎあ~~~~』
そうして私は二人に引きずられる様に中へ連れて行かれたのだった