第24章 いざ!出陣!【24】
翌朝、目が覚めると襖をポスポスと叩く音と、私を呼ぶ声が聞こえた
こんのすけ「主様ー!起きてますか?主様ー!」
『え!?こんすけ!?今、襖開けるね!』
私は飛び起きると襖を開けてこんのすけを部屋へ招き入れた
『こんすけ、おはよう!久しぶりだね?元気だった?』
こんのすけ「おはようございます!はい!お陰様で元気です!」
『そっか、良かった🎵んで?こんな朝早くからどうしたの?』
私は布団をたたみ、押し入れに片付けながらこんすけに聞くと
こんのすけ「はい!今日は前に話した政府支給の服を更に種類を増やし持って参りました!」
すると、こんのすけは尻尾をクルリと回し畳をポンと叩くと、こんのすけの前に段ボール箱が現れた
『ぅわぁ~それイヤなんだけどなぁ~。それに、今日は演練に行こうと思ってたから、また今度でも良い?』
こんのすけ「それなら尚更この中から選んで着て頂かないと!」
『何で!?』
こんのすけ「政府の管理する建物内に入る時は支給衣装着衣厳守だからです!」
『誰の趣味?』
こんのすけ「政府です!」
『そこは否定してよ!?』
こんのすけ「とにかく、どれでも良いので着て下さいね?」
『動きやすいのある?ジャージみたいなのとか』
こんのすけ「あります!ブルマとか、良いと思います!」
『やめろ!いつの時代のやつなのさそれ…』
こんのすけ「今の時代のやつです!」
『そんなわけないでしょ!?』
こんのすけ「とにかく、この中から1着選んで下さい」
『……………』
私は無言の抵抗をすると
こんのすけ「わかりました、主様が自分で選べないなら皆さんに選んで貰いましょう!」
『えっ!?』
すると、こんのすけはまた尻尾をクルリと回し畳をポンと叩くと目の前にあった箱が消えた
『えっ!?こんすけ!箱、どこ行ったの!?』
こんのすけ「広間へ移動させました」
『なんて事を!?イヤー!』
私は部屋を飛び出し広間へ向かって走った
こんのすけ「主様!お供します!」
一方広間では
突然現れた箱に驚いた刀剣達だったが
鶴丸「なんだ、この箱は?あけてみるか!」
鶴丸の手によって開けられた箱の中を見た彼らは
皆「ぉおー!」