第23章 いざ!出陣!【23】
私が広間で楽しく勉強していると
長谷部「主ー!主ー!」
長谷部さんが広間へ駆け込んで来た
『あっ!長谷部さん、先に勉強してたよ、えらいでしょ?』
私は振り返り長谷部さんを見上げた
長谷部「え!?あっ!はい!えらいです!って主、あの…ものすごぉ~く怒ってたのでは?」
『へっ?』
長谷部「俺なんか大嫌いだと…」
『え!?』
長谷部「口もききたくない、顔も見たくない、俺なんか折れてしまえばいいと…」
『ぇえ!?ちょっと待って!ちょっと待って!何で!?何でそうなったの!?私そんな事言ってないよ!?とっとりあえず長谷部さん座って』
長谷部さんを座らせると私も長谷部さんの方に向き直り座った
長谷部さんは今にも泣き出しそうな顔で私を見ていた
『長谷部さん?』
獅子王「長谷部、主に何したんだよ?」
長谷部「っ!?それは…」
『獅子王君それは私が教えてあげよう!』
長谷部「あっ!主…」
私は長谷部さんを見てニコッと笑って見せた
それから獅子王君から順番に皆を見ながら話出した
『私、さっき別荘行ってたんだけど、その私の部屋に小さい頃、両親と写った写真あったでしょ?』
御手杵「あぁ、そう言えばあったな」
『うん、それ見てたら寂しくなって…思わず泣いちゃったの。そしたら長谷部さんが俺達が居るでしょって全力で励ましてくれたからビックリしたんだよ!』
皆「……………」
『ん?あれ?皆どうしたのかな?』
巴形「本当に励ましてくれたのか?」
『そうだよ?』
御手杵「長谷部が励ますとか何か変じゃないか?」
獅子王「そうだよなぁ~何か腑に落ちないよなぁ~」
小竜「長谷部の事だし慰めようとしたんじゃないのか?」
『ちょっと小竜君!?』
小竜「主、俺が心身共に慰めてあげますよ…的な?」
皆「あ~それなら納得だ」
『やめろ!だから励ましてくれたんだってば!』
鶯丸「はいはい、主がそう言うならそうゆう事にしておいてやろう」
『もぉー!鶯丸さん、小竜君、獅子王君、巴さん、御手杵さん長義君の六人は夜の室内戦に行って貰うからね!』
小竜「あちゃー」
御手杵「おいおい!」
『ふんっ!』
獅子王「どーすんだよ御手杵!」
御手杵「俺か!?」