第23章 いざ!出陣!【23】
五人は悩みながらもまた作業を再開した
それから一段落したようでお茶を手にした歌仙さんを筆頭に茶室へ入って来た
歌仙「主、勉強は進んでいるかい?」
歌仙さんは私の前にお茶を置きながら聞いてくる
『ありがとう、うん、それなりにね?でもね、歌仙さん達を遠征とかに行かせるのアリなの?』
歌仙「何の心配だい?」
『ごはん!』
歌仙「はぁ~雅じゃないね…」
『雅担当は歌仙さんだからいいんですぅ!』
歌仙「ありがとう、遠征とかは、すぐに戻って来れるものもあるし、一人くらい居なくても食事の準備に支障は出ないよ」
『ぉお✨さすが!もし大変そうだったら私が手伝おう!そうと決まれば五人にお願いがあります!』
堀川「イヤな予感しかしない…」
『何でよ!?蔵の大掃除したい!』
燭台切「それならやってしまおうか」
『へっ?良いの!?それより勉強しなさいって言われるかと思った…』
燭台切「それも大事だけど蔵の大掃除終らない内は気になって勉強どころじゃないでしょ?」
『うん!やったー🎶光忠ありがとう!後は暇そうにしてる人達も呼んで大勢でやろう?』
堀川「僕、兼さん呼んでくる!」
堀川君はそう叫んで茶室を出て行った
小豆「暇人なら明石辺りが部屋でゴロゴロしてるだろうから連れてこよう」
燭台切「僕は貞ちゃんに声かけてこようかな」
篭手切「主のお願いなら長谷部さん喜んで来てくれそうなので伝えて来ます!」
そうして三人も出て行った
『あははっ🎶明石さんと兼さんに文句言われそうだけどまぁいっか✨そうだ!歌仙さんはどーする?』
歌仙「僕も手伝おう、人手は多い方が良いだろう?」
『ありがとう!んじゃ行こう?』
そうして私と歌仙さんは蔵へ向かった
蔵につくと
長谷部「主ー!主命があると聞いて来ました!何なりとお申し付け下さい!」
江君の話を聞いて走って来てくれた長谷部さん
それもまたもの凄い速さで近づいてきたが、いつもの如く超至近距離で私の目の前で止まってくれた
そんな長谷部さんを見上げて
『ありがとう!これから蔵の大掃除するから一緒にやってくれる?』
長谷部「…………………」
『………?長谷部さん?』