第22章 いざ!出陣!【22】
御手杵「よし、皆、終ったみたいだな、主~終ったぞー!」
『ゎあ✨ありがとう!後は絵の具が乾くのを待つだけだね?』
立て掛けてある襖を見上げると大小様々な手形とその下にはちゃんと名前も書いてあった
堀川「主さん、僕達そろそろ夕飯の支度しないといけないから行くね?」
『うん、ありがとう!夕飯よろしくお願いしまーす!』
長谷部「主、この後はどうするのですか?」
『絵の具片付けたら広間に戻るから皆、先に行ってて良いよ?私のお遊びに付き合ってくれてありがとね?』
長谷部「では俺も片付けるの手伝いますよ」
『大丈夫だよ?いつも気にかけてくれてありがと。手伝いなら鶴丸にやってもらうからね?長谷部さんは広間で休んでてね?』
鶴丸「俺か!?」
長谷部「ですが!俺が手伝いをした方が早く終わります!」
『うん、そうなんだけど、長谷部さんにはまた別のお願いがあるから休んでて欲しくて…ダメかな?」
長谷部「別のお願い!?喜んで!では俺は先に広間で一休みさせて貰います!」
長谷部さんは腰に手をあてスキップしながら広間へ行った
皆もそんな長谷部さんの後ろ姿を苦笑いしながらついていった
『ははは…長谷部さん嬉しそう…』
鶴丸「それじゃあ俺達は片付け始めるか!」
『うん!そうだね!』
私は散らかっている筆をかき集めるとバケツに投入れ手洗い場へと持っていく
鶴丸「おい!お俺は何をしたら良いんだ?」
『鶴丸は出しっぱなしの絵の具、箱に入れといて』
鶴丸は了解!と返事をすると筆同様散らかっているのをかき集め箱へと入れていく
私も筆を洗い終ると鶴丸の所に戻り箱へとしまうと、それを持上げ蔵に入った
絵の具道具が置いてあっであろう場所に戻し振り返ると鶴丸がこちらを見ていた
『ゎあ✨鶴丸背に夕日浴びて綺麗な朱色になってる!』
鶴丸「そうか?赤だったらもっと鶴らしくなったのにな?」
『赤はやめようよ、ケガしてるみたいじゃん朱色でも綺麗な鶴色だよ!』
鶴丸「君は茶色い鶴もアリだと言っていたな」
『ぁあ!それは蜂の子事件の時の話だよね?』
鶴丸「俺、次は何色になるんだろうな?」
『あははっ!楽しみだね?』
そうして鶴丸と蔵を後にした