第21章 いざ!出陣!【21】
次郎ちゃんに無理矢理飲まされたにっかりさんはキュ~と音をたてながら倒れた
堀川「にっかりさん!にっかりさんしっかり!」
にっかりさんは目を回しうまく返事もできなかった
にっかり「う…」
次郎「あれ?青江これくらいで潰れるなんてまだまだだねぇ~堀川!悪いけど青江の事よろしくね~」
堀川「えっ?ちょっと次郎さん?」
次郎ちゃんはにっかりさんを堀川君に押し付け手をヒラヒラ振って離れた
堀川君は次郎ちゃんに潰されたにっかりさんをほっとく訳にもいかずにっかりさんを担ぐ
堀川「にっかりさんしっかりしてください!僕が部屋まで運んであげますからそこで休みましょうね」
そうしてにっかりさんと堀川君が本丸の中へと消えたのを確認すると
大人組「(ヨシッ!残るは粟田口の大将組)」
『ふぁ~………』
私はまた一つアクビをすると、隣に座っていた薬研君の肩に額をグリグリした
薬研「大将眠いか?」
『うん…』
薬研「なら寝るか?部屋まで運んでやるが?」
『うん…』
大人組「(えっ!?)」
薬研君は私を抱き上げた
『あ~厚、後藤君、信濃君も~』
後藤「えっ?俺達も?」
厚「仕方ねぇな!俺達も大将を部屋に送り届けるか!」
信濃「そうだね!行こう」
『皆おやすみ~』
大人組に向かって手を振ると私は四人に囲まれ私の部屋へと向かった
大人組「(ガックシ…○| ̄|_)」
次郎「ぁあん!もう!主ともう一杯飲めると思ったのに!青江に悪い事しちゃった」
蜂須賀「亀吉すまない、許してくれ」
そうして私達は部屋につくと
薬研「大将、立てるか?」
『ヤダ、立たない!」
薬研「立たない!?」
『うん、立てるけど立たない』
薬研「はぁ~仕方ないな」
信濃「薬研ちょっと待ってて、布団敷くから」
薬研「あぁ」
信濃君が布団を敷いてくれると私はそこにおろされた
薬研「ほら大将、もう大人しく寝てくれよ?」
『………信濃君おいで!』
信濃君に向かって手を広げると信濃君はやったー✨俺の懐!と飛び込んできた
信濃「ねぇ大将、一緒に寝ていい?」
『もちろん!』
薬研「なら、俺っちも」
『厚!後藤君!布団追加!』
二人はしぶしぶ布団を敷くと五人で仲良く眠りについた