第21章 いざ!出陣!【21】
三日月「主、眠いなら部屋に行くか?」
『まだ大丈夫…』
三日月さんは私が持っていたグラスを取ると近くのテーブルに置いた
三日月「主、目が開いてないぞ?」
『う~ん』
私はモゾモゾと動き三日月さんに抱き付くと
『三日月さん…ちょっと弱音を吐いてもいいてすか?』
三日月「なんだ?珍しいな、良いぞ」
『少し疲れました…眠いです…でもまだ皆と一緒にお酒飲みたいです…沢山お喋りして…きっと光忠か歌仙さんに怒られるかもしれないけどどんちゃん騒ぎしたいです…』
膝丸「おい、それのどこが弱音なんだ…」
鶴丸「あははっ!ずいぶん欲張りだな!」
『天使達はまだチョコレート食べてるかな…?』
三日月「小さい奴らはもう皆、寝たぞ」
『ぅえ~お休みって言いたかったなぁ~』
小狐丸「また明日になれば皆に会えます」
『ん~』
三日月「主、部屋に戻るのがイヤならここで少し寝るか?俺達がついててやるぞ?」
『ん~ありがと…少しだけ……スゥ』
三日月「寝たか」
小狐丸「寝ましたね」
寝落ちる寸前で何だかんだ言いながら皆優しいなと思った
三・小・鶴・膝・髭「……………」
鶴丸「寝たはいいが、これでは騒げないな…」
大倶利伽羅「寝たのか?」
鶴丸「伽羅坊来たのか」
大倶利伽羅「あぁ、主の騒ぎ声が聞こえなくなったから見にきた」
鶴丸「心配したのか?」
大倶利伽羅「泥酔してたら面白いものが見れると思ったんたが、普通に寝てるだけだったな、つまらん」
燭台切「鶴さん主知らない?」
光忠は色んなお酒が乗ったワゴンを押しながら近付いてきた
鶴丸「主なら三日月の所で寝てる」
燭台切「えっ?寝てるの?」
光忠は三日月さんの後ろから肩越しに覗き込むとスヤスヤと眠る私がいた
燭台切「ずいぶん気持ち良さそうに寝ているね?今日はもうおひらきかな?」
三日月「少しだけと言っていたからすぐ起きるだろう」
燭台切「それなら主が起きるまで僕もここで飲んで待ってようかな」
御手杵「おーい、主はいるかぁ?」
獅子王「主ー!」
そうして私が寝ている間に皆が集りだした