第21章 いざ！出陣！【21】

私は、うーんと伸びをすると、よしっ！と気合いを入れる


燭台切「また随分と張り切ってるけど何するの？」


『さっき光忠から元気貰ったし、後半分くらいだと思うんだけど皆の所回りたくてね？』


篭手切「次はどこに行くんですか？」


『まだ決めてない…それよりさ、光忠と歌仙さんと江君、ずっと料理作ったりお酒作ったりお手伝いしてたりだったでしょ？何か食べたりしてるの？』


燭台切『あぁ、僕達はつまんだり飲んだりしながらやってたから大丈夫だよ？」


『それで楽しめてるの？』


燭台切「勿論、皆、僕達が作った料理やお酒で喜んでくれるから嬉しくてね？」


『なるほど、さすが天才料理人、私も少しは料理出来るようになった方が良いかな？』


燭台切「僕の楽しみをとらないでほしいな？」


『はい、ごめんなさい…歌仙さん、その後ろにある酒樽移動式に出来ない？』


歌仙「もうなってるよ」


『なってるんだ！？』


歌仙「酒樽の下の台にタイヤがついてるからね、どこでも運べるよ」


『その酒樽押して旅に出たいんだけどいい？』


歌仙「行先はどこなんだい？」


『残り半分の所…ダメ？』


歌仙「う～ん、あまり飲み過ぎてはいけないよ？」


『大丈夫！皆に飲ませるから！』


歌仙「危ないと身の危険を感じたら酒樽は置いてすぐに逃げるんだよ？」


『それも大丈夫！むしろそれを一番優先するよ？』


歌仙「うん、それなら許可しよう」


『ゎあ✨ありがとう！』


そうして私は酒樽を押して次の目的地へ向かった


『酒樽デカくて前見えない…とりあえず誰かに衝突するまで進むか』


すると誰かに衝突したようで進まなくなった


？「痛いじゃないか？ん？酒樽？」


『ぉお！その声はにっかりさん！』


私は樽から顔を出した


にっかり「主だったんだね？酒樽で僕を轢いてミンチにするつもりかい？」


『そんなに勢いつけて押して来たつもりは無かったんだけど…痛かった？ごめんね？ケガしてない？」


にっかり「足の骨が折れたよ、見るかい？」


にっかりさんはズボンを脱ごうとした


『やめろ！』


にっかり「見て貰わないと状態が分からないだろう？」


また脱ごうとした


『やめろー！』