第6章 いざ!出陣! 【6】
翌朝、私はお腹の辺りに重みを感じ目を覚ます
もそりと起き上がると、そこには…
『(ぬあーーーーー!?狐男さん!?死んでる!?えっ?私が殺し…た?うそー?どーしよう!)』
右側視界の端に人影が入りそちらに向くとそこには傷だらけの男の子が倒れている!更に後ろを見ると、昨日、私を主と呼んでいた人が倒れていた。
三人は、ただ寝ているだけだと言うのに、寝起きの私の頭はビビリーと相まってまともな思考は働いていなかった。
『(ぁぁ…きっと私が殺したんだ…ぅぅ…狐男さん…ごめんなさい…あるじ男さん…ごめんなさい…こんな小さな男の子まで…ごめんなさい…)』
ごめんなさいと思ってもやっぱり大きいのは怖いので、男の子の方に手を伸ばし、頭を撫でる
『(ごめん…ね………髪サラサラだね………貴方の名前は何て言うの?……答えられるわけないか………。)』
目から涙が溢れてくる、それでも男の子の頭を撫で続けていると…
薬研「……Zzz……ん…ん?大将?」
男の子が目を擦りながら起き上がる
『(っ!!男の子が生き返った!?)』