第18章 いざ!出陣! 【18】
あれから私達は皆が待っている広間へと向かった
そして広間にたどり着くと
鶴丸「乱隊員!次郎隊員!早速だが報告を頼む!」
乱・次郎「はーい!」
二人は鶴丸の方へ行ってしまった
燭台切「主?そろそろ来る頃だと思ってね、お茶を用意してきたよ。一緒に休憩するかい?」
振り返ると光忠がそう声をかけてくれた
『光忠ぁ~~』
光忠に手を引かれ近くのテーブルに並んで座るとお茶をズズッとすする
燭台切「主、疲れてるね?何か食べたい物とかあるかい?」
『う~ん…甘い物、あんころ餅か、かりんとう饅頭が食べたい!』
燭台切「そっか、ごめんね?今すぐ用意出来ないな」
『えっ!?あっ!いいよ!いいよ!ごめんね!』
燭台切「それなら明日、万屋に行ってこようかな?」
『万屋?』
燭台切「うん」
『お買い物?』
燭台切「そうだよ?」
『私も一緒に行くー!行く!行く!行きたい!一緒に連れてって!?』
三日月「主、何をそんな卑猥な言葉を叫んでいる?」
『はい?』
三日月「そんなにイキたいなら今夜俺の腕の中で可愛く啼くか?」
『何でそうなる!?』
小狐丸「ぬしさま、三日月が嫌なら私が御相手いたしましょう」
『だから何でそうなるの!?』
すると光忠が私の肩を抱き寄せる
燭台切「主は今、甘いのが欲しいんだよね?それなら甘い口付けしてあげるよ?」
『やめろー!今、万屋の話してたよね!?』
私は光忠の胸をグイグイと押し返していると
三日月「主は処女か?」
『へっ!?』
すると周りのガヤガヤと話していた声はピタリと止まり乱ちゃんと次郎ちゃんを囲んで話を聞いていた人達もスッとテーブルにつくと、静にお茶を飲み始めた
『えっ?あれ?皆どうしたのかな?何で静になったの?』
三日月さんと小狐丸さんと光忠はニコニコと私をみているが他の皆は目を合わせてくれなかった
燭台切「皆、主が大好きだからね?主の事なら何でも知りたいんだよ?で?どうなの?」