第18章 いざ!出陣! 【18】
『ほぉ~?山伏さん言ったね?倒ーす!』
私は山伏さんに向かって突進するとタックルした
そのまま、んぐぐっと押してみるけどビクともしない
すると山伏さんはゆっくりと私を押し返してきた、踏ん張ってみてもズルズルと下がっていく
山伏「主は筋肉も無ければ足腰も弱い!拙僧が簡単なトレーニングを教えてあげましょう!」
すると山伏さんは私を反転させると持上げ肩車した
山伏「ぬぉぉぉおおおーー!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!」
山伏さんは私を肩車したまま雄叫びをあげると高速スクワットを始めた
『っ!!!!!!ん゛ーーーー!』
あまりの怖さに叫びたかったが舌を噛みそうで叫べずにいた
パァーン!
『ん゛!!!???』
山伏「ぬ゛ぉっ!」
山伏さんのスクワットがピタリと止まるとぐらりと前に倒れていく
『えっ?えっ?えっ?うそ?うそ?ぅわあー!』
すると誰かが私を抱え山伏さんの頭の上を飛び越えると少し離れた所に着地した
山姥切「大丈夫か?」
『ぁぁぁあああ、広君!怖かったぁ!』
広君の首に抱き付くと後からドサッと山伏さんが倒れた音が聞こえた
恐る恐る振り返ると山伏さんはピクピクしていた
『広君…山伏さんに何が起きたの?』
山姥切「ケツキックしてやった」
山伏「兄弟…ナイス…キック……」
『おぅ…痛そうだよ?結構強くやったでしょ?山伏さんのオケツ割れたかもね?』
山姥切「少しくらい、割れてもいいだろ、そうしないとアイツは止まらない」
山伏「唸れ…拙僧の…筋肉!」
山伏さんはゆっくりと立ち上がると両手の拳を突き上げまた、叫びだした
山伏「ぬぉぉぉおおおーー!」
ブッ!
山伏「あっ!」
『ん?』
山姥切「何だ?今の音」
山伏「オナラが出たのである!兄弟に蹴られたオケツが痺れて感覚が無いのである!!」
山姥切「威張って言うな!」