第18章 いざ!出陣! 【18】
『小夜ちゃん!?蛍君!?刀は抜かないでね!?』
蛍丸「主、俺が長谷部から守ってあげるよ」
小夜「長谷部への復讐なら僕に任せて」
『カハッ!二人ともスキ💓』
蛍丸「俺も主大好き」
小夜「僕も」
私は二人をギュウギュウと抱き締めしばらくホッコリしていると
薬研「大将?いつまでそうしてるんだ?」
『う~ん、ずっとこうしてたい』
薬研「まぁ、そのままでも良いが、さっき長谷部に何しようとしてたんだ?」
『はっ!そうだった!ねぇ薬研君!木の板とか無い?後、釘と金槌とノコギリ!』
薬研「なんだ?長谷部の拷問に使うのか?」
『違うわ!何でそうなる!?』
薬研「はははっ、冗談だ、で?何を作るんだ?」
『うっ!ちょっと言いにくいな…』
薬研「なんだ?言えないようなやましい物を作ろうとしてるのか?」
『それもちがーう!もぉ~』
薬研「じゃあ何だ?」
『その…私の少ない服をしまえるタンスと言うか…棚みたいなやつ作りたいなぁ~って思って…』
薬研「なるほどな、それなら使えそうな材料や道具が蔵にあったはずだ、行くか?」
『うん!行こう!』
和泉守「仕方ねぇなぁ~俺が格好いいタンス作ってやるか!」
『えっ?頼んでないよ?』
和泉守「お前なぁ~俺に任せとけって!」
兼さんは私の腕を掴み広間を出て行こうとした
『わわわっ、不安と心配しかないよぉ~誰か一緒に来てー!』
加州「確かに不安と心配しかないね?行こっか?」
大和守「うん!そうだね、行こう!」
獅子王「俺も何か手伝いに行こっと!」
そうして皆でゾロゾロと蔵へ行くと岩融さんや蜻蛉切さんは木材を運び出し長曽祢さんは工具が入った木箱を持ってきてくれた
それを庭で広げると
『ぉお!結構材料たくさんあるね!?皆も何か作るの?』
山姥切「あんたのタンスを作るんだ」
『ぇえ!?いいの!?』
宗三「せっかくですから良いのを作りましょう」
『ゎあ✨ありがとう!宗三さんステキ!』
宗三「えぇ、知ってますよ」
『んなっ!もぉ~』
タンスを作る事が決まると、蛍君と短刀達が輪になって何やら話していた
乱「皆でタンスの………作らない?……の形でさ!」
秋田「ゎあ!それ良いですね!作りましょう!」