第17章 いざ!出陣! 【17】
私は三人を見送ると
五虎退「あっ、主様…あのっ僕も一緒に…」
『うん!一緒にお風呂行こう!』
薬研「じゃあ俺っちも」
『うん!この際、このいち兄捜索隊皆でお風呂行こう?』
石切丸「私も良いのかい?」
にっかり「僕もお供しようか」
そうして私達は、お風呂へ向かった
脱衣室で濡れた服を脱ぎ捨てタオルを巻くと浴室へ入り急いで頭と体を洗い乱ちゃんを探した
『ふぅ~サッパリした✨乱ちゃん!一期さん洗おう!』
乱「はーい!いち兄、持ってくるね!」
『さてと、乱ちゃんすぐ戻って来るだろうから準備しとこう』
にっかり「主、僕も手伝おうか?」
『あっ!にっかりさん……………』
にっかり「なんだい?急に黙り込んで、そんなに僕を見つめないでくれないか?」
『あっ、ごめんなさい…その、にっかりさんの隠れてる方の目が気になって…見ても良い?』
にっかり「あぁ、見せても良いが、何も面白い物なんてないよ?」
すると、にっかりさんは少し屈んでくれた
私はにっかりさんの前髪をかきあげると綺麗な赤い瞳が現れた
『ゎあ✨綺麗な色…見える?』
にっかり「あぁ、ちゃんと見えてるよ」
『隠すなんて勿体ないなぁ』
にっかり「はははっ、そんな事、言ってくれたのは君だけだよ?僕は正直この目、好きじゃなかったんだけどね、好きになれそうだよ」
『良かった!にっかりさんもムカつく位イケメンだからね!』
乱「主さーん!いち兄、持ってきたよー!」
『はーい!よしっ!泥洗い流そう!その後、石鹸で洗っても大丈夫かな?どうしよう…わかんない』
乱「最後にちゃんと拭いてあげれば大丈夫だと思うよ?」
『そっか!あがったらドライヤーもかけてあげようね?』
乱「あははっ!うん!そうだね!」
そうして乱ちゃんと一期さん(刀)の泥をシャワーで落し石鹸を付け洗い始めた
『(一期さん…刃が所々欠けてる…刀のままでも私の力で直るかな?うん!やってみよう!…一期さんのキズ直れー!ついでに刀から出て来てー!)』
すると、体がホワリと暖かくなり、突然、桜の花弁の竜巻が起こった
竜巻がおさまると、そこには
一期「主殿、はじめまして、一期一振と申します」