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【アカセカ】春夏秋冬【R指定有り】

第2章 ◇☆高杉晋作《真夏の夜に》




真夏の生温い空気がベッタリと肌に纏わりつく


晋作はお風呂に入っていて、私は縁側に腰を落とす




『暑いなぁ…』



そんな少しの一人言を縁側の暗い空に浮かべるだけでも、とてつもない体力を消費している気がする



さっきお風呂に入ったばかりなのにもう汗がにじんでいる


チリンと風に吹かれて澱んだ空気の中に風鈴の乾いた音が響く


『…音は涼しいのに』


また一つ呟くと後ろから足音が向かってくる






晋作「風呂、上がったぞ」


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