第5章 Shake it !
【翔side】
あ~...もう///
キスするんのかと思えばいつまでもしなかったり。
しないのかと思えば、いきなりしたり。
揶揄われてんのかな~?俺...
そんなふうに、潤に翻弄されながらも、素直に受け入れてるし...
この体勢といい、もうこれは絶対に、今夜は俺が下なんだな~と思うと急に緊張する。
それに、潤の妙な余裕も、ガンガン押して来る男臭さも、俺をドキドキさせるには十分な要素の訳で。
顎を上げて、潤にキスを強請る格好の俺は、
これから彼に施されるであろう、あんなことやこんなことを想像し、下に集まる熱を押されられない。
深くなるキスに体勢が少し変わると、
俺の太腿に当たるものが...
硬くて熱い...
「...んっ..」
それが何だか恥ずかしくて、身体を捩ると、
逆に脚がさっきより開いてしまい、
潤はその隙を見逃さず脚の間に入ってきた。
....当然のように、当たってしまう俺と潤の...
あ...(-""-;)
こいつ、わざとくっ付けてるんだ///
唇を離すと、ふたりの間を銀の糸が繋いだ。
「翔さん...感じてくれてるんだ...俺、嬉しい!」
潤はそう言うが早いか、バスローブの上から俺のを優しく握った。
「ぁ...じゅん...」
「翔さん..可愛い」
「可愛いとか、嬉しくな..あっ」
「ほぉ~ら、可愛いじゃん♪」
さわさわと微妙な強さで扱かれ、潤の思うままになりたくなくて、気を反らそうとしても集まってくる熱が...
見なくても分かる...
下着を押し上げ、高ぶりを主張する俺の...
潤はローブの紐をするりとほどき、俺の肌を晒した。
....潤のことをじっと見つめる俺。
俺の目を見ながら、ニヤッと笑う潤...
悔しいけど...
もっと触って欲しい。
潤のくれる刺激がもどかしくて、無意識に腰が揺れてしまう。
「翔さん...ここに、なんか、シミが出来てるよ❤」
そう言って、その尖端辺りを、親指の腹でそっと撫でた。
「あ、やっ...」
「や、じゃなくて、本とは?して欲しいこといってみて?俺きっと、シテあげられるから♪」
「....もっと..」
「えっ?聞こえないよ~...もっとはっきり言ってくれなきゃ」
ちくしょ~///こいつ、ドSかよ!?
......でも...
「...潤...もっと、強く、擦って...」