第15章 ラムネと焼きそばとそれからキミ
「さっき、私の分払ってくれたから。」
「うん。俺か払いたくて払ったの。」
クロは何がしたいのだろうか?
もしかして、ここまで言ってなんのお金だか分かっていない?
「さっき、お店の人がいたからお金払ってくれたんですよね?カッコつけたくて。
だから、ここだったら私しかいないからかっこつける必要ないです。」
「ったく、そうじゃなくて、別に店の人いるからカッコつけたとかじゃねぇよ。こんなに安いんだから奢らせてって。…てか奢りたい」
「…でもそれだと…んっ」
私が最後まで言い終わる前に、クロは私にキスをしてきていた。
「お返しもらいマシター。だから、気にすんなって」
そう言い、ぽんぽんと私の頭を叩いてくるクロはものすごくかっこよくて…
「…かっこつけないでください…私が恥ずかしい」
私がそういうと、ものすごい勢いでクロは吹いた。
…そこまで笑う?