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【HQ】キミ色オレ色

第14章 ことば



「こんな感じでいかがですか?」

鏡に映った自分は、ものすごくスッキリした顔をしている。

一気に涼しくなった首元。

「すごく、いいです。
…ありがとうございます」

前までは、腰辺りまであった髪も、今は思いきり切ってショートボブにしてもらったため、動くにも髪が邪魔にならずに結構楽チン。


私が髪を切っているあいだはあの二人にはどこかお店に行っててもらってる為、まだ髪を切った私を見ていない。


私はウキウキ気分でレジへ向かうと、

「先程のお連れ様が支払ったので、もう平気ですよ。」

と、言われた。
…営業スマイルつきで。

どうも、そう一言返すと、お店を出てクロに電話をかけた。

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