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【HQ】キミ色オレ色

第14章 ことば



兄妹の話が一段落すると、俺はいかにも寝起きを装い、綾菜たちがいるであろう、リビングへ向かった。

「オハヨ黒尾」

「おはようございます
…あ、盗み聞きしてました?」

なんだこいつ
変なとこで鋭いんだから…

「いや、聞こえちゃって…ゴメンな
…でも、最後の方だけだから。ほんと、マジで。」

「イヤ、でかい声で話した俺が悪いから謝んなくていいからな。聞かれて困ることとかじゃ、ねぇし。」

なんか木兎カッコいいんですけど?!
俺、重症なのかな?

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