第12章 ハチミツ
「いただきます。」
手をあわせてそう言うと、隣に座ってる光太郎が勢いよくカレーを頬張っていた。
「ゴメンな、簡単なものになっちまって」
「ううん。すごく美味しいです。
ありがとうございます。」
私がそういうとクロは私に笑顔をくれた。
それを見た私は自然的にクロに笑顔を返した。
…あ、何気にクロの笑顔初めて見たかも
すると、光太郎がクロに向かっていった。
「ありがと黒尾。
俺、お前に惚れたわ(笑)
…いや、意味勘違いすんなよ?!」
「は?逆にどーゆー意味で受け取ればいいんだよ!」
二人の話を聞きながら、笑っている自分がいた。