第12章 ハチミツ
お風呂が沸いたので私は自分の部屋からパジャマを取ってからお風呂場に向かった。
予想外な展開になるのはこれからで…
私がシャワーを済まし、湯船に浸かるとドアが開いた。
…ドアが、開いた…
え?クロかな?
そう思いドアに目を向けるとそこに居たのは光太郎だった。
…なんでいるの?
私は裸を見られるよりも光太郎といても気まづいのでお風呂を出ようとする。
すると、光太郎が私を抱きしめて言った。
「待て!…あのささっきは悪かったよ。
ごめんな?驚いたよな?
俺だって泣かせたくなかったよ?!でもさ赤葦に手、出されてるの初めて聞いて…なんかその時気づいてやれなかった自分にもイラついて…」
「うん。こっちこそ逃げようとしてごめん。」
光太郎はちゃんと私と向き合ってくれた。
…やっぱり私とは違う。
でも、裸で男女が…それもお風呂場で抱き合うってどうよ